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「桃ノ木坂互助会」を読む [読書]

今日は季節が1カ月前に戻ったかのような寒い一日だった。気が早いので、冬物の片付けはとっくに済ませてしまった。着るものがなくて慌てる。午後からテニスに行き、2ゲームだけしたが、女性メンバーが少なく、ちょっと寂しかった。

2011年の江戸川乱歩賞作家、川瀬七緒さんの新刊「桃ノ木坂互助会」(徳間書店)を読んだ。作者が白河出身なので、受賞後に発行された本はすべて購入し、読んだあとは田舎に持って行って回している。

法医昆虫学者が事件の謎解きをする前二作とは全く異なった作品。題名を見た時、今回はミステリーではないのかなと思ったら、これがまた結構怖いお話だった。

60歳以上で桃ノ木坂町に20年以上住んでいる人が入会資格を持つ桃ノ木坂互助会は、地域のために尽くす老人会。その中から選抜された9名で特務隊という秘密の組織を作っている。海自出身の光太郎が中心となり、厄介事を起こす住人をいろいろな手段を用いて、町から追い出す実行部隊だ。

良き時代の町を取り戻すことに残りの人生を賭けている老人たち、そこに同じ人物を標的とする沙月という若い謎の女性が現われる。両者の思惑が交錯し、時にぶつかり合い、ある事件へと発展する。

本作も個性的な登場人物と意外な展開に目を離せなくなり、一挙に読んでしまった。いまどきの社会問題を軸に人間模様を描きながら、一風変わったミステリーになっている。それにしても、老人パワーもここまで来ると空恐ろしい。

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竹の子をいただいたので、今夜は若竹煮にする。薄味の出汁でさっと煮ただけ。掘りたてを茹でたものらしく、柔らかくて、竹の子本来の味が感じられた。こんな美味しい竹の子はお店では絶対手に入らない。
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