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『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち』 [映画]

一昨日、恵比寿のガーデンシネマでドキュメンタリー映画を2本見た。1本目は、『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち』。

第二次世界大戦勃発直前の1938年、スイスにスキーに行こうとしていたイギリス人ニコラス・ウィントンの元に一緒に行くことになっていた友人から、ユダヤ人難民支援で忙しいため、行けないと連絡が入る。友人を手伝うためにチェコを訪れたニコラスはナチスの迫害により行き場を失ったユダヤ人難民の悲惨な境遇を目の当たりにする。せめて子どもたちだけでも救いたいと行動を開始する。

証券会社で働くニコラスはそのビジネス手腕を生かし、各国に子どもたちの受け入れを打診するが、すべて断られる。イギリスだけが里親を見つけること、政府に一人当り50ポンドの保証金を支払うことという条件で受け入れを認めてくれた。プラハで子どもたちの写真入りリストを作成し、必死にイギリスでの里親を探し、大戦開始までに669人を救い出す。

しかし、ニコラスはそのことを結婚した妻にも話さなかった。1988年、妻が屋根裏部屋で子どもたちの資料を貼り付けたスクラップブックを見つける。そのことがきっかけとなり、BBCがニコラスに救い出された子どもたちの行方を調べ始める。そして、再会が実現し、ニコラスの功績が世に知られることになる。

同じようにユダヤ人を救ったドイツ人実業家のシンドラー、日本の外交官、杉浦千畝を描いた映画(ドラマ)も見たが、この作品は再現ドラマや実写映像を盛り込んだドキュメンタリー。切羽詰まった状況の中で、子どもたちだけでも生き延びてほしいと必死に願う親たちの心情が胸を打つ。イギリスに向かうため汽車に乗り込んだ幼い姉妹がいた。まだ3歳くらいの妹の方をお母さんが耐えられずに、思わず窓から出して抱きしめてしまう。しかし、心を鬼にして走り出した汽車に娘を戻す。もし、その時お母さんが自分を離さなかったら、今の私はいないとその娘さんが語る。どの人も両親は収容所に送られ、殺されている。そして、ニコラスが救えなかった子どもたちも大勢いた。

70年以上前の出来事だけど、シリアやアフリカでは今なお同じような悲劇が繰り返されている。文明が発達しても、人間の愚かさは一向に変わらないのが悲しい。

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毎週土・日に渋谷の国連大学前で開かれているファーマーズマーケット。先週ラ・ブランシュで食事をする前に皆で寄った。

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郡山の生産者のブースで、カリフラワー、ロマネスコ、赤カブを買う。ラ・ブランシュの田代シェフもこの方から野菜を仕入れているそうだ。
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