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『沈黙‐サイレンス‐』 [映画]

話題の映画『沈黙‐サイレンス‐』を見に品川へ。遠藤周作原作の「沈黙」をアメリカのスコセッシ監督が映画化したとあらば、見逃すわけにはいかない。

17世紀、キリシタン弾圧が激しかった江戸時代初期の長崎が舞台。ポルトガルの宣教師、フェレイラが棄教したと聞いた弟子のロドリゴとガルぺは真相を確かめるべく、キチジローという日本人の案内でマカオから長崎に渡る。

そこで目にしたのは厳しい弾圧の下でも信仰を捨てない隠れキリシタンたちの存在だった。ロドリゴとガルぺは彼らの心の支えとなるが、やがて二人をかくまっていた村人たちが捕らえられ、処刑される。無力感にさいなまれながら五島に逃げたロドリゴだったが、キチジローの裏切りにより捕らえられてしまう。

さまざまな手立てを試みるも信仰を捨てないロドリゴに対して、長崎奉行は最後の手段に出る。それはロドリゴのために犠牲になる人々の命を彼の前にさらすことだった。激しい拷問を受ける信者たちを目の当たりにして、信仰のためには信者たちを犠牲にするのか、それとも棄教して彼らの命を助けるべきなのか、究極の選択を迫られる。

息を詰めながら165分見続けたが、久しぶりにすごい映画を見たという感じ。単なる宗教的、歴史的な作品ではない。人間の強さと弱さ、善と悪、赦しなど普遍的なテーマが見る者に突きつけられる。悲しく、苦しいシーンが多いが、今年見るべき作品のひとつになるだろう。さすがスコセッシ監督が28年間映画化に向けて温めてきた作品だけのことはある。

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帰りは品川から五反田まで歩き、「広州市場」で香菜入りワンタン麺の昼食。
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