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『セールスマン』 [映画]

本年度のアカデミー外国語映画賞を受賞したイラン映画『セールスマン』を渋谷のル・シネマで見た。

テヘランに住む高校教師のエマッドと妻のラナは劇団に属していて、アーサー・ミラーの「セールスマンの死」の上演を目前に控えている。直前に住んでいるアパートが崩壊危機となり、2人は劇団員の紹介で別のアパートに引っ越す。

引っ越して間もないある夜、ラナは侵入者によって暴行されてしまう。エマッドは警察に行こうと言うが、ラナはだれにも知られたくないと拒否する。事件によって、夫婦の間に徐々に亀裂が生じていく。エマッドは自ら犯人捜しを始め、ある人物に行く着くが、それが予想外の結末へと彼らを導いてしまう。

一種のサスペンスなのだが、登場人物たちの心理が主題となっている。劇中劇の「セールスマンの死」がその伏線になっているみたいだけど、その関連付けはいまいち理解できなかった。

近代化しているイランとはいえ、イスラムの下では、夫だと思ってドアを開けてしまったラナは被害者であるにもかかわらず、責められるのかもしれないし、夫であるエマッドは復讐を果たさない限り、男として立つ瀬がないという心情があるのかもしれない。結論を観客に委ねるような作品で、なんとなくすっきりしないものが残った。

イランには4年前にツアーで行った。想像していたのとは違って、女性がとてもおしゃれで、活動的なのに驚いた。ところが、ある朝、一人で散歩に行って、公園で体操をしている大勢の男性たちを見物していたら、あっちと指さされた。その方向に行って、シートで囲われた中に入ってみると、女性たちが体操をしているではないの。そうか、この国は時と場合によっては男女別なんだと思い知った次第。

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男性陣は外で、ヒップホップの音楽に合わせて体操(イランのイスファハーン)。

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女性はビニールシートに囲まれた一角で体操。でも、スカーフはかぶらず、体にフィットしたウエアを着ている人もいた。この写真は珍しかったのか、あるテレビ番組から使用依頼がきた。
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