『サラの鍵』 [映画]
久しぶりに銀座に出た。ずっと見たいと思っていた映画を銀座テアトルシネマでようやく見ることができ満足。そのうえ、いつも飲んでいるお茶を松屋で調達し、交通会館では愛用の納豆を20個買いだめしてきた。
『サラの鍵』は、第23回東京国際映画祭最優秀監督賞と観客賞を受賞した作品。1942年パリで起きた、フランス警察によるユダヤ人一斉検挙事件に題材をとったベストセラー小説の映画化。ユダヤ人迫害というとナチスの仕業と思うが、フランスが直接ユダヤ人を検挙して、収容所送りにしたという事実があった。
両親と共に収容所送りになるが、かろうじて生き延びたサラという少女と、その事件を追う女性ジャーナリスト、ジュリアの物語が交互に描かれる。
警察が踏み込んで来たとき、サラはとっさに機転を利かせて弟を納戸に隠し、私が帰って来るまで出ちゃ駄目と言い聞かせて鍵をかける。弟を助けたい一心で子供だけの収容所を脱走したサラはかくまってくれた老夫婦に伴われて、自分たちのアパートだった所を訪れる。既に他人が住むその家で、サラがずっと離さずに持っていた鍵で納戸を開け、目にしたものは・・・・
一方、現代に生きるジュリアは十代の娘がいるが、40代半ばで妊娠する。しかし、夫は産むことに反対して、夫婦の仲がぎくしゃくする。取材の過程で、夫の家族が所有していたアパートがユダヤ人のものだったことがわかる。その家族の中で消息がわからないサラという娘に興味を覚え、彼女の足どりを探っていく。そして、過去のサラと出会うことで、ジュリアは自分の生き方を見つめ直すことになる。
過去と現代が交差する中で、サスペンス風に少しずつ過去が解き明かされていき、サラの悲嘆と苦悩が明らかになる。重いテーマながら、期待以上に素晴らしい作品だった。原作も読んでみたい。

先日のそば会に見えたS夫人からのプレゼント、手編みの部屋履き。ソックスの上に履いたら、とっても暖かい!綿入れ半纏とこの毛糸の部屋履きで、寒さ知らず。唯一の暖房であるエアコンは朝30分ほどつけるだけ。
『サラの鍵』は、第23回東京国際映画祭最優秀監督賞と観客賞を受賞した作品。1942年パリで起きた、フランス警察によるユダヤ人一斉検挙事件に題材をとったベストセラー小説の映画化。ユダヤ人迫害というとナチスの仕業と思うが、フランスが直接ユダヤ人を検挙して、収容所送りにしたという事実があった。
両親と共に収容所送りになるが、かろうじて生き延びたサラという少女と、その事件を追う女性ジャーナリスト、ジュリアの物語が交互に描かれる。
警察が踏み込んで来たとき、サラはとっさに機転を利かせて弟を納戸に隠し、私が帰って来るまで出ちゃ駄目と言い聞かせて鍵をかける。弟を助けたい一心で子供だけの収容所を脱走したサラはかくまってくれた老夫婦に伴われて、自分たちのアパートだった所を訪れる。既に他人が住むその家で、サラがずっと離さずに持っていた鍵で納戸を開け、目にしたものは・・・・
一方、現代に生きるジュリアは十代の娘がいるが、40代半ばで妊娠する。しかし、夫は産むことに反対して、夫婦の仲がぎくしゃくする。取材の過程で、夫の家族が所有していたアパートがユダヤ人のものだったことがわかる。その家族の中で消息がわからないサラという娘に興味を覚え、彼女の足どりを探っていく。そして、過去のサラと出会うことで、ジュリアは自分の生き方を見つめ直すことになる。
過去と現代が交差する中で、サスペンス風に少しずつ過去が解き明かされていき、サラの悲嘆と苦悩が明らかになる。重いテーマながら、期待以上に素晴らしい作品だった。原作も読んでみたい。
先日のそば会に見えたS夫人からのプレゼント、手編みの部屋履き。ソックスの上に履いたら、とっても暖かい!綿入れ半纏とこの毛糸の部屋履きで、寒さ知らず。唯一の暖房であるエアコンは朝30分ほどつけるだけ。
『ALWAYS 三丁目の夕日’64』 [映画]
昨日は家から一歩も出なかった。今日もテニスは無理だろうと、2人で渋谷に映画に行く。初回だったにもかかわらず、満席だった。3Dではなく、2Dのほうにする。
“ALWAYS 三丁目の夕日”シリーズの3作目『ALWAYS 三丁目の夕日’64』を見た。前2作も見ているが、今回のが一番よかった。
前作より5年後、東京オリンピックが開かれた1964年の東京の下町が舞台。戦後19年経って、日本が豊かになりはじめた時代で、新幹線が開通し、カラーテレビも登場する。東京でさえ、まだ家族や近所の人々のつながりが強かった頃のお話。
いつものごとく、鈴木家と芥川家の人々を中心に親子の絆、愛、旅立ちが描かれる。物語の展開はなんとなく読めるし、意外性はないが、しっかり笑ったり、泣いたりできる。2時間半の上映時間が少しも長くは感じられなかった。
この時代の人々は、日本はこれからどんどんよくなると信じて、希望を持ちながら懸命に働いた。その後、確かに物質的には豊かになり、世界の金持ち国の仲間入りを果たしたが、行き着いた先は拝金主義と原発事故だったというのが悔しい。

20年以上使っている桧のまな板が減ったり、ひび割れてきたので、東急ハンズに寄って、まな板を探した。北海道滝上町の木工所のばっこ柳で作られたものを4千円で購入。
“ALWAYS 三丁目の夕日”シリーズの3作目『ALWAYS 三丁目の夕日’64』を見た。前2作も見ているが、今回のが一番よかった。
前作より5年後、東京オリンピックが開かれた1964年の東京の下町が舞台。戦後19年経って、日本が豊かになりはじめた時代で、新幹線が開通し、カラーテレビも登場する。東京でさえ、まだ家族や近所の人々のつながりが強かった頃のお話。
いつものごとく、鈴木家と芥川家の人々を中心に親子の絆、愛、旅立ちが描かれる。物語の展開はなんとなく読めるし、意外性はないが、しっかり笑ったり、泣いたりできる。2時間半の上映時間が少しも長くは感じられなかった。
この時代の人々は、日本はこれからどんどんよくなると信じて、希望を持ちながら懸命に働いた。その後、確かに物質的には豊かになり、世界の金持ち国の仲間入りを果たしたが、行き着いた先は拝金主義と原発事故だったというのが悔しい。
20年以上使っている桧のまな板が減ったり、ひび割れてきたので、東急ハンズに寄って、まな板を探した。北海道滝上町の木工所のばっこ柳で作られたものを4千円で購入。
『ミッション:8ミニッツ』&『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』 [映画]
昨日の午後、雨が止みそうにないので連れ合いと近場の目黒シネマへ。ここは2本立て上映で、一般が1500円、シニアは900円で見られる。9割以上が一人客で常連が多い。
1本目は、『ミッション:8ミニッツ』というSFサスペンス。シカゴ行きの列車の中で目を覚ました主人公は向かいの座席の女性からショーンと呼ばれ、自分は空軍のコルター・スティーヴンズ大尉だと否定するが、トイレの鏡に映った自分の顔が別の男のものと知って仰天。そのうちに列車が爆破される。
別の場所で目覚めたスティーヴンズは列車を爆破した犯人を見つけ、次のテロを阻止するという自分の任務を聞かされる。実はスティーヴンズはアフガンで脳死状態となり、戦死したことになっている。死ぬ直前の8分間の記憶が残るという脳の現象を利用した軍の極秘プログラムで、ショーンという爆破で死亡した乗客の意識に入り込まされていたのだ。スティーヴンズはテロリストを特定するために何度も事故前の8分間を体験させられ、遂に犯人を探し当てる。
ラストが少しわかりにくかったが、物語がテンポよく展開するので、ずっと集中できた。頭の体操に役立ちそうな作品。
2本目の『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』もSF。アルツハイマー治療薬の開発をしている研究者ウィルが、新薬をチンパンジーに投与したら知能が格段に上がったが、あるとき急にそのチンパンジーが暴れだし、殺されてしまう。ウィルは妊娠していたチンパンジーから生まれた子供にシーザーと名づけ、アルツハイマーの父親と共に自分の家で育てることにする。
ウィルによってわが子のように可愛がられて育ったシーザーは賢く、優しいチンパンジーに成長する。ところが、ある日ウィルの父を守るために隣人を傷つけてしまい、類人猿の保護施設送りになる。
施設で飼育係やほかの猿にいじめられたシーザーは、やがて並外れた知能を武器にリーダーとなり、自分たちを貶めている人間に復讐していく。その過程が見もの。
シーザーはウィルの父には一時的にしか効果がなかった新薬をウィルの家から盗み出し、仲間たちに散布し、知能を上げる。そして、かれらを率いて研究所を襲い、人間と戦いながら、本来の家である森へと帰っていく。
しかし、物語はそれで終わらない。新薬は知能上昇には有効でも、恐ろしいウイルスが含まれていた。しかも猿には免疫があるが、人間にはないというウイルスだった。それが世界中に拡散していく様子が暗示されて、映画は終わる。
子供だましのSFかと思ったら、とんでもない。傲慢な人類への警告ともとれる、よくできた大人向けの面白い作品だった。

今日の朝茶は煎茶でなく、抹茶。
1本目は、『ミッション:8ミニッツ』というSFサスペンス。シカゴ行きの列車の中で目を覚ました主人公は向かいの座席の女性からショーンと呼ばれ、自分は空軍のコルター・スティーヴンズ大尉だと否定するが、トイレの鏡に映った自分の顔が別の男のものと知って仰天。そのうちに列車が爆破される。
別の場所で目覚めたスティーヴンズは列車を爆破した犯人を見つけ、次のテロを阻止するという自分の任務を聞かされる。実はスティーヴンズはアフガンで脳死状態となり、戦死したことになっている。死ぬ直前の8分間の記憶が残るという脳の現象を利用した軍の極秘プログラムで、ショーンという爆破で死亡した乗客の意識に入り込まされていたのだ。スティーヴンズはテロリストを特定するために何度も事故前の8分間を体験させられ、遂に犯人を探し当てる。
ラストが少しわかりにくかったが、物語がテンポよく展開するので、ずっと集中できた。頭の体操に役立ちそうな作品。
2本目の『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』もSF。アルツハイマー治療薬の開発をしている研究者ウィルが、新薬をチンパンジーに投与したら知能が格段に上がったが、あるとき急にそのチンパンジーが暴れだし、殺されてしまう。ウィルは妊娠していたチンパンジーから生まれた子供にシーザーと名づけ、アルツハイマーの父親と共に自分の家で育てることにする。
ウィルによってわが子のように可愛がられて育ったシーザーは賢く、優しいチンパンジーに成長する。ところが、ある日ウィルの父を守るために隣人を傷つけてしまい、類人猿の保護施設送りになる。
施設で飼育係やほかの猿にいじめられたシーザーは、やがて並外れた知能を武器にリーダーとなり、自分たちを貶めている人間に復讐していく。その過程が見もの。
シーザーはウィルの父には一時的にしか効果がなかった新薬をウィルの家から盗み出し、仲間たちに散布し、知能を上げる。そして、かれらを率いて研究所を襲い、人間と戦いながら、本来の家である森へと帰っていく。
しかし、物語はそれで終わらない。新薬は知能上昇には有効でも、恐ろしいウイルスが含まれていた。しかも猿には免疫があるが、人間にはないというウイルスだった。それが世界中に拡散していく様子が暗示されて、映画は終わる。
子供だましのSFかと思ったら、とんでもない。傲慢な人類への警告ともとれる、よくできた大人向けの面白い作品だった。
今日の朝茶は煎茶でなく、抹茶。
『阪急電車 片道15分の奇跡』 [映画]
小春日和の中、午後からテニス。クラブに着いた時は女性が少なかったので、師走で皆さん家事に励んでいるのかしらと話していたら、そのうちにいつもの顔ぶれが集まった。テニスが命の人たちが年末だからと言って、テニスをしないで家事にいそしむはずがないわ。
昨日見た2本目の映画は、『阪急電車 片道15分の奇跡』。片道わずか15分の阪急電鉄今津線を利用する男女8人の物語が同時進行で描かれる群像劇。
8人の登場人物は小学生、高校生、大学生、OL、主婦、老婦人とさまざまだが、それぞれに辛さや悩みを抱えて生きている。そんな彼らが同じ路線に乗り合わせ、ふとしたきっかけで言葉を交わすことになる。見ず知らずの他人とのつかの間のふれあいを通して、わだかまりを持っていた人たちの心が解きほぐされていく。
それぞれのエピソードの描き方が上手い。宮本信子や中谷美紀など、主な俳優の演技も上出来だった。とても後味のいい、心が和む作品。

少し残っていたキムチでチゲ鍋にする。豚肉・鱈・牡蠣・豆腐・白滝・ター菜・青梗菜・リーフレタスを入れた。リーフレタスはしゃぶしゃぶにも合う。1週間前に田舎から届いた大量の野菜は今夜でほぼ使いきった。
昨日見た2本目の映画は、『阪急電車 片道15分の奇跡』。片道わずか15分の阪急電鉄今津線を利用する男女8人の物語が同時進行で描かれる群像劇。
8人の登場人物は小学生、高校生、大学生、OL、主婦、老婦人とさまざまだが、それぞれに辛さや悩みを抱えて生きている。そんな彼らが同じ路線に乗り合わせ、ふとしたきっかけで言葉を交わすことになる。見ず知らずの他人とのつかの間のふれあいを通して、わだかまりを持っていた人たちの心が解きほぐされていく。
それぞれのエピソードの描き方が上手い。宮本信子や中谷美紀など、主な俳優の演技も上出来だった。とても後味のいい、心が和む作品。
少し残っていたキムチでチゲ鍋にする。豚肉・鱈・牡蠣・豆腐・白滝・ター菜・青梗菜・リーフレタスを入れた。リーフレタスはしゃぶしゃぶにも合う。1週間前に田舎から届いた大量の野菜は今夜でほぼ使いきった。
『神様のカルテ』 [映画]
久しぶりに目黒シネマへ。目黒シネマは家から一番近い映画館なので、上映作品を定期的にチェックしている。ここは数ヵ月前に封切られた映画を2本立てで上映する映画館。見逃した作品に出会えるので、重宝している。それに映画館の人たちがとても親切。
最初に見たのは、『神様のカルテ』。原作は現役医師のデビュー小説で、2010年度本屋大賞2位になった作品。
信州の地方病院に勤務する若い内科医、栗原はまじめ一徹で融通のきかない人間。医師不足で救急外来もやらされ、激務で家に帰れない日が多いという生活を送っている。疲れを癒してくれるのは、元は旅館だったアパートに住む写真家の妻とそこの住人2人との家族同様の付き合い。
ある時、母校の教授から先端医療を学べる大学病院に来ないかと誘われる。ちょうどその頃に大学病院から見放された末期がんの患者が栗原を頼ってやって来る。彼女にはもはや治療法はないのだが、ここに置いてと懇願されて入院させる。
この患者と心を通わせることによって、栗原は医者としてどうあるべきか、自分は今後どういう医者になりたいのか、自問自答していく。
手術の場面はないが、救急外来や緩和ケア、医師と看護師のやりとりなど医療の現場がリアルに描かれているのに感心した。がん患者を演じた加賀まりこをスクリーン上で見たのは本当に久しぶりだったが、こんなに上手い女優だったっけと見直したほど。
本命は2本目の作品だったが、医療ものにしては余韻の残る作品で、見てよかった。


師走も後半なのに、近所にはまだ紅葉している木々が。
最初に見たのは、『神様のカルテ』。原作は現役医師のデビュー小説で、2010年度本屋大賞2位になった作品。
信州の地方病院に勤務する若い内科医、栗原はまじめ一徹で融通のきかない人間。医師不足で救急外来もやらされ、激務で家に帰れない日が多いという生活を送っている。疲れを癒してくれるのは、元は旅館だったアパートに住む写真家の妻とそこの住人2人との家族同様の付き合い。
ある時、母校の教授から先端医療を学べる大学病院に来ないかと誘われる。ちょうどその頃に大学病院から見放された末期がんの患者が栗原を頼ってやって来る。彼女にはもはや治療法はないのだが、ここに置いてと懇願されて入院させる。
この患者と心を通わせることによって、栗原は医者としてどうあるべきか、自分は今後どういう医者になりたいのか、自問自答していく。
手術の場面はないが、救急外来や緩和ケア、医師と看護師のやりとりなど医療の現場がリアルに描かれているのに感心した。がん患者を演じた加賀まりこをスクリーン上で見たのは本当に久しぶりだったが、こんなに上手い女優だったっけと見直したほど。
本命は2本目の作品だったが、医療ものにしては余韻の残る作品で、見てよかった。
師走も後半なのに、近所にはまだ紅葉している木々が。
『不惑のアダージョ』 [映画]
昨日見た2本目の映画は、渋谷のユーロスペースで上映中の『不惑のアダージョ』。公式サイト:http://www.gocinema.jp/autumnadagio/
教会でオルガンを弾き、毎日判で押したようにストイックで規則正しい生活をしているシスターに訪れた早めの更年期。体の不調と心の乱れに戸惑う日々を送っている彼女にバレエ教室でのピアノ伴奏の依頼が舞い込む。バレエダンサーのためにピアノを弾いているうちに、悶々としていた心が徐々に解き放たれ、自分の内面を直視できるようになる。
更年期を迎えた女性の微妙な心の揺れをシスターという意外な人物を主人公に据えて描いた作品。映像が美しく、音楽も素晴らしい。監督はまだ30代の女性で、更年期というのは未知の領域なはずなのに、女性の心理を深く読み取っている。かなりの才能を秘めた人と感じた。30-50代の女性に特にお勧めの作品。
上映後、監督と女医さんのトークイベントがあった。30分間だけだったが、既に更年期を過ぎた女医さんとこれからの監督との直截な話が面白かった。

田舎から明日のそば会用に、そば粉と野菜が到着。このほかに白菜、大根、ネギ、セロリ、ザーサイが入っていた。また野菜料理ばかりになりそう。

夕飯に実だくさんの豚汁を作る。
教会でオルガンを弾き、毎日判で押したようにストイックで規則正しい生活をしているシスターに訪れた早めの更年期。体の不調と心の乱れに戸惑う日々を送っている彼女にバレエ教室でのピアノ伴奏の依頼が舞い込む。バレエダンサーのためにピアノを弾いているうちに、悶々としていた心が徐々に解き放たれ、自分の内面を直視できるようになる。
更年期を迎えた女性の微妙な心の揺れをシスターという意外な人物を主人公に据えて描いた作品。映像が美しく、音楽も素晴らしい。監督はまだ30代の女性で、更年期というのは未知の領域なはずなのに、女性の心理を深く読み取っている。かなりの才能を秘めた人と感じた。30-50代の女性に特にお勧めの作品。
上映後、監督と女医さんのトークイベントがあった。30分間だけだったが、既に更年期を過ぎた女医さんとこれからの監督との直截な話が面白かった。
田舎から明日のそば会用に、そば粉と野菜が到着。このほかに白菜、大根、ネギ、セロリ、ザーサイが入っていた。また野菜料理ばかりになりそう。
夕飯に実だくさんの豚汁を作る。
『50/50 フィフティ・フィフティ』 [映画]
今朝も雨だったので渋谷に映画を見に行く。1本目を見終わって外に出たら、雨は止んでいたが、寒々とした曇天でテニスに行こうという気にはなれなかった。それで、別の映画館で2本目を見ることにした。
帰宅したら、連れ合いがいない。やっぱりテニスかとあきれていたら、いつもシングルスの練習をしているKさんから電話がかかってきて、3時頃慌てて出かけたらしい。でも、クラブに来たのはたったの3人だけだったとか。
渋東シネタワーがいつのまにかTOHOシネマズ渋谷という名称に変わっていた。そこで見たのが、『50/50 フィフティ・フィフティ』。
シアトルのラジオ局に勤めるアダムは27歳。腰の痛みで病院に行ったら、いきなりガンを宣告される。5年後の生存率が50%と知り、落ち込むが、医師の勧めに従って抗ガン剤治療を受ける。だが効果なく、手術で背骨の周りの腫瘍を切除することに。
病気がわかってからの人間関係や主人公の心情の変化がとてもリアルに描かれているなあと感心したら、脚本家の実体験がもとになっていた。そのうえ、主人公の親友役の俳優は、実際に脚本家の友人なのだそうだ。
闘病ドラマなのに、お涙頂戴どころかコメディー風の作品に仕上がっている。でも、それがかえってリアリティをかもしだしていた。深刻な題材をユーモアや笑いを入れて描くと、むしろ真実に近くなると知ったのは、大野更紗さんの「困ってるひと」を読んだ時。
アメリカらしいと羨ましく思ったのは、病院がすぐセラピストを紹介してくれたこと。日本の病院では、ガンを告知した医者にすべて頼るしかないのが現状。忙しい医者たちに精神面でのケアまでお願いするのは土台無理な話だ。

明日また野菜が届くので、今夜は冷蔵庫に残っていたパプリカとセロリにベーコンを加えたパスタを作った。
帰宅したら、連れ合いがいない。やっぱりテニスかとあきれていたら、いつもシングルスの練習をしているKさんから電話がかかってきて、3時頃慌てて出かけたらしい。でも、クラブに来たのはたったの3人だけだったとか。
渋東シネタワーがいつのまにかTOHOシネマズ渋谷という名称に変わっていた。そこで見たのが、『50/50 フィフティ・フィフティ』。
シアトルのラジオ局に勤めるアダムは27歳。腰の痛みで病院に行ったら、いきなりガンを宣告される。5年後の生存率が50%と知り、落ち込むが、医師の勧めに従って抗ガン剤治療を受ける。だが効果なく、手術で背骨の周りの腫瘍を切除することに。
病気がわかってからの人間関係や主人公の心情の変化がとてもリアルに描かれているなあと感心したら、脚本家の実体験がもとになっていた。そのうえ、主人公の親友役の俳優は、実際に脚本家の友人なのだそうだ。
闘病ドラマなのに、お涙頂戴どころかコメディー風の作品に仕上がっている。でも、それがかえってリアリティをかもしだしていた。深刻な題材をユーモアや笑いを入れて描くと、むしろ真実に近くなると知ったのは、大野更紗さんの「困ってるひと」を読んだ時。
アメリカらしいと羨ましく思ったのは、病院がすぐセラピストを紹介してくれたこと。日本の病院では、ガンを告知した医者にすべて頼るしかないのが現状。忙しい医者たちに精神面でのケアまでお願いするのは土台無理な話だ。
明日また野菜が届くので、今夜は冷蔵庫に残っていたパプリカとセロリにベーコンを加えたパスタを作った。
『マネーボール』 [映画]
新宿ピカデリーはシネコンなので、十数本の作品を上映している。せっかくだからと昨日2本目に『マネーボール』を見た。先日、プロモーションのために来日したブラッド・ピットが主演とプロデューサーを兼ねている。
メジャーリーグの貧乏球団、オークランド・アスレティックスのゼネラルマネージャー、ビリー・ビーンが独自の理論で、弱小チームを常勝チームにしていく物語。ビリーは実在の人物で、期待されてプロ入りしたものの全く活躍できずに選手生活を終え、スカウトになったという過去がある。
2001年ビリーは、名門イエール大出で選手のデータ分析に優れているピーターと出会い、彼をアシスタントに雇う。ピーターの統計学を活用して、少ない予算で役立つ選手を獲得し、勝てるチームを作ろうとする。
しかし、ビリーのやり方はスカウト陣や監督から猛反発をくらう。シーズンが開幕すると、チームの成績は最下位。それみたことかと経験と勘がもの言う野球界から嘲笑されるが、ビリーは自分のやり方を強行していく。やがて、チームはア・リーグ新記録となる20連勝を達成。ビリーのデータに基づいた統計解析が注目を浴びるようになる。
ヤンキースのように多額の契約金で欲しい選手をいくらでも手に入れられる球団とは違って、限られた予算の中で勝つための選手をそろえなければならなかった球団のGMが考え出した手法は今ではどの球団も採用しているらしい。
選手の起用法、トレード交渉、オーナーとGM、GMと監督とのやりとりなどメジャーリーグの内幕がわかって面白い。今世間を騒がせている日本の球団の皆さんにもぜひお勧めしたい映画だ。

先日いただいた北海道のカボチャを煮る。甘味があって美味。
今日は午前中テニスをして、午後は家で昼風呂に浸かったあと休養。これから羽田に向かい、0:20発の便でプーケットへ。
メジャーリーグの貧乏球団、オークランド・アスレティックスのゼネラルマネージャー、ビリー・ビーンが独自の理論で、弱小チームを常勝チームにしていく物語。ビリーは実在の人物で、期待されてプロ入りしたものの全く活躍できずに選手生活を終え、スカウトになったという過去がある。
2001年ビリーは、名門イエール大出で選手のデータ分析に優れているピーターと出会い、彼をアシスタントに雇う。ピーターの統計学を活用して、少ない予算で役立つ選手を獲得し、勝てるチームを作ろうとする。
しかし、ビリーのやり方はスカウト陣や監督から猛反発をくらう。シーズンが開幕すると、チームの成績は最下位。それみたことかと経験と勘がもの言う野球界から嘲笑されるが、ビリーは自分のやり方を強行していく。やがて、チームはア・リーグ新記録となる20連勝を達成。ビリーのデータに基づいた統計解析が注目を浴びるようになる。
ヤンキースのように多額の契約金で欲しい選手をいくらでも手に入れられる球団とは違って、限られた予算の中で勝つための選手をそろえなければならなかった球団のGMが考え出した手法は今ではどの球団も採用しているらしい。
選手の起用法、トレード交渉、オーナーとGM、GMと監督とのやりとりなどメジャーリーグの内幕がわかって面白い。今世間を騒がせている日本の球団の皆さんにもぜひお勧めしたい映画だ。
先日いただいた北海道のカボチャを煮る。甘味があって美味。
今日は午前中テニスをして、午後は家で昼風呂に浸かったあと休養。これから羽田に向かい、0:20発の便でプーケットへ。
『がんばっぺ フラガール! ~フクシマに生きる。彼女たちのいま~』 [映画]
新宿ピカデリーに、映画『がんばっぺ フラガール! ~フクシマに生きる。彼女たちのいま~』を見に行く。東京ではこの映画館でしか上映されていないのが残念。
震災で大きな被害を受けたいわき市にあるスパリゾートハワイアンズのフラガールたちやそこで働く人たちを追ったドキュメンタリー作品だ。映画「フラガール」で主役を務めた蒼井優がナレーションを担当している。
ダンサーの一人は原発から2kmの所に家族と住んでいた家がある。家族は千葉に避難し、サブリーダーの彼女は同僚たちと全国キャラバンに出る。舞台で笑顔で踊るダンサーたちを見ていて、映画「フラガール」と重なって涙がこぼれた。
再開不可能と思われたほどの甚大な被害にもめげず、10月1日に一部の営業を再開。臨時の舞台で踊るフラガールたちにお客たちは精一杯の声援を送る。その場にいた人たちは皆、震災以来、さまざまな辛い思いを抱えてきたに違いないが、フラガールたちと同じように笑顔にあふれていたのが救いだ。
風評被害もあり、これからも困難な状況は続くだろうが、東北のハワイ、ハワイアンズには復興のシンボルとなって頑張って欲しい。

立ち入り禁止地域で保護された飼い犬と飼い猫をフラガールの一人が訪ねるシーンがある。飼い主に再会できたペットは幸せだが、野良にならざるをえなかったペットもたくさんいるはず。牛やダチョウが道路をうろついている映像には心が痛んだ。
震災で大きな被害を受けたいわき市にあるスパリゾートハワイアンズのフラガールたちやそこで働く人たちを追ったドキュメンタリー作品だ。映画「フラガール」で主役を務めた蒼井優がナレーションを担当している。
ダンサーの一人は原発から2kmの所に家族と住んでいた家がある。家族は千葉に避難し、サブリーダーの彼女は同僚たちと全国キャラバンに出る。舞台で笑顔で踊るダンサーたちを見ていて、映画「フラガール」と重なって涙がこぼれた。
再開不可能と思われたほどの甚大な被害にもめげず、10月1日に一部の営業を再開。臨時の舞台で踊るフラガールたちにお客たちは精一杯の声援を送る。その場にいた人たちは皆、震災以来、さまざまな辛い思いを抱えてきたに違いないが、フラガールたちと同じように笑顔にあふれていたのが救いだ。
風評被害もあり、これからも困難な状況は続くだろうが、東北のハワイ、ハワイアンズには復興のシンボルとなって頑張って欲しい。
田舎の7匹の猫のうちの1匹
立ち入り禁止地域で保護された飼い犬と飼い猫をフラガールの一人が訪ねるシーンがある。飼い主に再会できたペットは幸せだが、野良にならざるをえなかったペットもたくさんいるはず。牛やダチョウが道路をうろついている映像には心が痛んだ。
『マーガレットと素敵な何か』 [映画]
昨日、『ステキな金縛り』を見たあと、シネスイッチ銀座に移動して、2本目の映画『マーガレットと素敵な何か』を見た。窓口でシニア1枚と言ったら、チケットと共に100円おつりがきた。一瞬あれ?と思ったが、金曜はレディースデーで女性は半額だった。シニア料金で見るようになってから、レディースデーや映画の日の割引など気にも留めなくなっていた。
『マーガレットと素敵な何か』はソフィー・マルソー主演のフランス映画。プラントを海外に売る仕事をしているバリバリのキャリアウーマン、マーガレットの元に公証人が訪れる。南仏の田舎からやって来た老いた公証人は彼女の40歳の誕生日に届けることになっていたという小包を渡す。その中には7歳のマーガレットが未来の自分に宛てた手紙が入っていた。
父が家を出て、母と弟の3人家族が路頭に迷っていた時に書かれたその手紙は、マーガレットが封印してきた辛い過去を思い出させることになるが、やがて過去に向き合い、現在の自分の生き方を見つめ直していく。
貧しく辛かった子ども時代を忘れ去ったかのように、弟や幼なじみとも付き合わず、上昇志向一途に40歳まで生きてきた女性が7歳の自分に出会って、新たな人生を踏み出すまでの物語。
マーガレット役のソフィー・マルソーがなんといっても魅力的。ストーリーの展開もテンポよく、子ども時代のエピソードがファンタジックに描かれているのもよかった。

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3.11から既に8ヵ月。毎月11日に更新される岩波書店の「3.11を心に刻んで」に今月は福島県出身の大野更紗さん(困ってるひとの著者)と田部井淳子さん(登山家)が書いています。
http://www.iwanami.co.jp/311/
『マーガレットと素敵な何か』はソフィー・マルソー主演のフランス映画。プラントを海外に売る仕事をしているバリバリのキャリアウーマン、マーガレットの元に公証人が訪れる。南仏の田舎からやって来た老いた公証人は彼女の40歳の誕生日に届けることになっていたという小包を渡す。その中には7歳のマーガレットが未来の自分に宛てた手紙が入っていた。
父が家を出て、母と弟の3人家族が路頭に迷っていた時に書かれたその手紙は、マーガレットが封印してきた辛い過去を思い出させることになるが、やがて過去に向き合い、現在の自分の生き方を見つめ直していく。
貧しく辛かった子ども時代を忘れ去ったかのように、弟や幼なじみとも付き合わず、上昇志向一途に40歳まで生きてきた女性が7歳の自分に出会って、新たな人生を踏み出すまでの物語。
マーガレット役のソフィー・マルソーがなんといっても魅力的。ストーリーの展開もテンポよく、子ども時代のエピソードがファンタジックに描かれているのもよかった。
台北二二八和平公園の花
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3.11から既に8ヵ月。毎月11日に更新される岩波書店の「3.11を心に刻んで」に今月は福島県出身の大野更紗さん(困ってるひとの著者)と田部井淳子さん(登山家)が書いています。
http://www.iwanami.co.jp/311/
『ステキな金縛り』 [映画]
久しぶりに映画に行く。有楽町のマリオンで、三谷幸喜監督・脚本の『ステキな金縛り』を見た。三谷監督の作品を見るのは、『THE 有頂天ホテル』 『ザ・マジックアワー』に続いて3作目。
今回もドタバタ劇だが、舞台は法廷。深津絵里扮する三流弁護士が、ボスからこれが最後のチャンスと殺人事件の弁護を担当させられる。被告のアリバイを調べているうちに、それを証明できるのは落ち武者の幽霊しかいないと判明。その幽霊を証言台に立たせるために、弁護士は四苦八苦する。
ありえない話ばかりだが、随所に笑えるシーンが散りばめられて、いかにも三谷監督らしい作品。ミステリー、笑い、愛、なんでも詰め込んだ奇想天外なストーリーで、前作よりは楽しめたが、期待したほどのものではなかった。

今回もドタバタ劇だが、舞台は法廷。深津絵里扮する三流弁護士が、ボスからこれが最後のチャンスと殺人事件の弁護を担当させられる。被告のアリバイを調べているうちに、それを証明できるのは落ち武者の幽霊しかいないと判明。その幽霊を証言台に立たせるために、弁護士は四苦八苦する。
ありえない話ばかりだが、随所に笑えるシーンが散りばめられて、いかにも三谷監督らしい作品。ミステリー、笑い、愛、なんでも詰め込んだ奇想天外なストーリーで、前作よりは楽しめたが、期待したほどのものではなかった。
台北の二二八和平公園で見た花
『モテキ』 [映画]
昨日、新宿ピカデリーで『エンディングノート』を見たあと、せっかくシネコンに来たのだからと、もう1本見ることにした。今度は軽くて面白そうなものにしようと選んだのが、『モテキ』という作品。
モテキって何のことかと思ったら、モテモテの時期のことだそうだ。漫画が原作で、テレビドラマでも人気を博したらしいが、テレビがないので見ていない。
やっと正社員の職を得たばかりのお金も恋人もなしのさえない31歳の男が主人公。ツイッターで知り合った人と会ったら、男だと思っていたのに女性だった。それをきっかけに彼に突然、“モテキ”が訪れる。ほかに3人の女性が絡み、彼女たちに翻弄されることになる。
突然ダンスシーンや音楽が挿入され、インド映画みたいだったが、ツイッターを効果的に使い、今様の若者の考え方、行動パターンをうまく表現していた。初めはばかばかしいコメディーかと思ったら、一種の若者の成長物語でなかなかよくできた娯楽作品で、楽しめた。

ジェノベーゼのパスタ。夏に帰省中、義妹がジェノベーゼを大量に作ったので、もらってきて冷凍にしておいた。我が家はミキサーもフードプロセッサーもないので、こういうものは作らない。すり鉢でやればできないことはないのだけど。
モテキって何のことかと思ったら、モテモテの時期のことだそうだ。漫画が原作で、テレビドラマでも人気を博したらしいが、テレビがないので見ていない。
やっと正社員の職を得たばかりのお金も恋人もなしのさえない31歳の男が主人公。ツイッターで知り合った人と会ったら、男だと思っていたのに女性だった。それをきっかけに彼に突然、“モテキ”が訪れる。ほかに3人の女性が絡み、彼女たちに翻弄されることになる。
突然ダンスシーンや音楽が挿入され、インド映画みたいだったが、ツイッターを効果的に使い、今様の若者の考え方、行動パターンをうまく表現していた。初めはばかばかしいコメディーかと思ったら、一種の若者の成長物語でなかなかよくできた娯楽作品で、楽しめた。
ジェノベーゼのパスタ。夏に帰省中、義妹がジェノベーゼを大量に作ったので、もらってきて冷凍にしておいた。我が家はミキサーもフードプロセッサーもないので、こういうものは作らない。すり鉢でやればできないことはないのだけど。
『エンディングノート』 [映画]
新宿ピカデリーでしか上映されていない映画『エンディングノート』を見るために、新宿へ。新宿で映画を見ることなどないので、ピカデリーには初めて行ったが、新しくて立派なシネコンにびっくり。
『エンディングノート』は、会社が命だった砂田さんが67歳でリタイアし、余生を楽しみ始めていた矢先に末期がんと診断され、亡くなるまでを追ったドキュメンタリー作品。監督・撮影を娘さんが務めている。
砂田さんは仕事では何事においても段取りをきちんとしてきた元営業マンらしく、自分の死に向けて、エンディングノートを作成し、実行していく。ご本人が明るく、ユーモアのある方なので、思わず笑ってしまう場面も多い。
14年前のちょうど今頃、1年間の闘病の末、72歳で亡くなった父を思い出し、涙しながら見た。父は砂田さんと同じく、仕事を辞めて半年後に余命数ヵ月の宣告を受けた。父の性格をよく知っている病院長が家族よりも先に本人に告知したため、私たちは父に病状を隠したりする必要はなかった。
東京の専門病院でも診てもらったが、手術はもちろん抗がん剤も効き目はないという診断だった。ならば、自宅で普通に生活するのがいいということになった。でも、何の治療もしないのも不安だろうし、気分転換にもなるだろうからと、私の行きつけの鍼灸院で鍼灸治療を受けてもらうことにした。2週間に一度、新幹線で上京し、日帰りする生活が8ヵ月続いたが、徐々に体力が衰えて来れなくなった。最後の1ヵ月は親戚にも知らせたので、見舞い客で騒がしくなったが、これもお別れのためには致し方ないことだった。
柳田邦男さんが著書の中で、死ぬならがんで死にたいと書いていた。その時が来るまで、猶予期間があるからと。病気が分かってまもなく、両親と共に京都に旅行した。それが私にとっては最初で最後の3人での旅となったが、父ががんにならなければ、実現しなかったように思う。
最後をどう締めくくるべきか、家族はどう向き合うべきなのか、いろいろ考えさせられた映画だった。

巾着田周辺ウオーキングの途中で見たコスモス。
『エンディングノート』は、会社が命だった砂田さんが67歳でリタイアし、余生を楽しみ始めていた矢先に末期がんと診断され、亡くなるまでを追ったドキュメンタリー作品。監督・撮影を娘さんが務めている。
砂田さんは仕事では何事においても段取りをきちんとしてきた元営業マンらしく、自分の死に向けて、エンディングノートを作成し、実行していく。ご本人が明るく、ユーモアのある方なので、思わず笑ってしまう場面も多い。
14年前のちょうど今頃、1年間の闘病の末、72歳で亡くなった父を思い出し、涙しながら見た。父は砂田さんと同じく、仕事を辞めて半年後に余命数ヵ月の宣告を受けた。父の性格をよく知っている病院長が家族よりも先に本人に告知したため、私たちは父に病状を隠したりする必要はなかった。
東京の専門病院でも診てもらったが、手術はもちろん抗がん剤も効き目はないという診断だった。ならば、自宅で普通に生活するのがいいということになった。でも、何の治療もしないのも不安だろうし、気分転換にもなるだろうからと、私の行きつけの鍼灸院で鍼灸治療を受けてもらうことにした。2週間に一度、新幹線で上京し、日帰りする生活が8ヵ月続いたが、徐々に体力が衰えて来れなくなった。最後の1ヵ月は親戚にも知らせたので、見舞い客で騒がしくなったが、これもお別れのためには致し方ないことだった。
柳田邦男さんが著書の中で、死ぬならがんで死にたいと書いていた。その時が来るまで、猶予期間があるからと。病気が分かってまもなく、両親と共に京都に旅行した。それが私にとっては最初で最後の3人での旅となったが、父ががんにならなければ、実現しなかったように思う。
最後をどう締めくくるべきか、家族はどう向き合うべきなのか、いろいろ考えさせられた映画だった。
巾着田周辺ウオーキングの途中で見たコスモス。
『ペーパーバード 幸せは翼にのって』&『一枚のハガキ』 [映画]
銀座テアトルシネマで30日まで上映している『ペーパーバード 幸せは翼にのって』と『一枚のハガキ』を見に京橋まで出かけた。
『ペーパーバード 幸せは翼にのって』は、スペイン内戦を経て、フランコ総統になった頃のマドリードを舞台にした物語。空襲で妻子を失い、1年ほど行方知れずだった喜劇役者ホルヘは戦争が終わったマドリードで相方エンリケなど昔の劇場の仲間たちと再会する。内戦で両親を亡くした9歳のミゲルをも一座に引き取り、興行を再開する。
戦争が終わったとはいえ、フランコ独裁下のスペインでは、芸人たちの言動も当局に監視されていた。一座に軍からスパイが送り込まれ、やがてホルへたちにも身の危険が迫る。
戦争で家族を亡くし、深い心の傷を負ったホルへがミゲルと出会うことによって、生きる希望を見い出していく過程がさまざまなエピソードで映像豊かに描かれている。音楽もいいし、役者も上手い。久しぶりのスペイン映画に大満足。
『一枚のハガキ』は言わずと知れた99歳の新藤兼人監督の作品。戦争の愚かさを徹底的に訴えている。特に大竹しのぶの演技には圧倒されたが、映画というよりも舞台劇のようなセリフ回しだった。
監督のすさまじいまでの反戦のメッセージには感服するけど、作品の出来はいまいちかな。

交通会館地下の「ひょっとこ」で和風ラーメンを食べる。有楽町界隈に出た時にたまに寄る店で、カウンター7席しかない。2時頃行ったのに客が3人待っていた。

西小山駅を出たら、秋の空が広がっていた。
『ペーパーバード 幸せは翼にのって』は、スペイン内戦を経て、フランコ総統になった頃のマドリードを舞台にした物語。空襲で妻子を失い、1年ほど行方知れずだった喜劇役者ホルヘは戦争が終わったマドリードで相方エンリケなど昔の劇場の仲間たちと再会する。内戦で両親を亡くした9歳のミゲルをも一座に引き取り、興行を再開する。
戦争が終わったとはいえ、フランコ独裁下のスペインでは、芸人たちの言動も当局に監視されていた。一座に軍からスパイが送り込まれ、やがてホルへたちにも身の危険が迫る。
戦争で家族を亡くし、深い心の傷を負ったホルへがミゲルと出会うことによって、生きる希望を見い出していく過程がさまざまなエピソードで映像豊かに描かれている。音楽もいいし、役者も上手い。久しぶりのスペイン映画に大満足。
『一枚のハガキ』は言わずと知れた99歳の新藤兼人監督の作品。戦争の愚かさを徹底的に訴えている。特に大竹しのぶの演技には圧倒されたが、映画というよりも舞台劇のようなセリフ回しだった。
監督のすさまじいまでの反戦のメッセージには感服するけど、作品の出来はいまいちかな。
交通会館地下の「ひょっとこ」で和風ラーメンを食べる。有楽町界隈に出た時にたまに寄る店で、カウンター7席しかない。2時頃行ったのに客が3人待っていた。
西小山駅を出たら、秋の空が広がっていた。
『おじいさんと草原の小学校』 [映画]
映画のチケットを2枚いただいたので、友人を誘って岩波ホールへ。14時半からの上映前に神保町のすし屋で待ち合わせてお昼を食べた。
『おじいさんと草原の小学校』は実話に基づいた作品。英国から独立して39年後の2003年、ケニアで無償の教育制度が導入される。一度も教育を受けたことのなかった84歳のマルゲは文字を読みたい一念で自分も小学校で学びたいと学校に掛け合うが何度も門前払いされる。やがてマルゲの熱意に負けた女性校長ジェーンの特別な計らいで、ようやく入学が認められる。
かつてケニア独立運動の闘士だったマルゲはイギリス軍に妻子を殺され、拷問を受け、長い間収容所に入れられていた過去がある。その時のことは50年以上経った今でも彼の脳裏から離れない。
学校までの長い道のりを歩いて通い、小さい子どもたちに混じって必死に勉強するマルゲ。しかし、マルゲが学校に通うことに反対する父兄や上層部がさまざまな妨害を企てる。そしてマルゲをかばうジェーンまでもその地位が脅かされることになる。
部族の対立や政治家の腐敗などケニアの問題も挟みながら、教育の大切さ、権力に屈しない勇気をマルゲの生き方を通して描いている。なかなかの感動作だった。

「六法すし」は、「さぼうる」の隣にあるカウンター12席のこじんまりとしたお店。岩波ホールで映画を見る時によく寄る。白髪のおじさんが2人で握っていて、とても感じがいい。昼は1050円、1600円、2100円のにぎりとちらしがある。
『おじいさんと草原の小学校』は実話に基づいた作品。英国から独立して39年後の2003年、ケニアで無償の教育制度が導入される。一度も教育を受けたことのなかった84歳のマルゲは文字を読みたい一念で自分も小学校で学びたいと学校に掛け合うが何度も門前払いされる。やがてマルゲの熱意に負けた女性校長ジェーンの特別な計らいで、ようやく入学が認められる。
かつてケニア独立運動の闘士だったマルゲはイギリス軍に妻子を殺され、拷問を受け、長い間収容所に入れられていた過去がある。その時のことは50年以上経った今でも彼の脳裏から離れない。
学校までの長い道のりを歩いて通い、小さい子どもたちに混じって必死に勉強するマルゲ。しかし、マルゲが学校に通うことに反対する父兄や上層部がさまざまな妨害を企てる。そしてマルゲをかばうジェーンまでもその地位が脅かされることになる。
部族の対立や政治家の腐敗などケニアの問題も挟みながら、教育の大切さ、権力に屈しない勇気をマルゲの生き方を通して描いている。なかなかの感動作だった。
「六法すし」は、「さぼうる」の隣にあるカウンター12席のこじんまりとしたお店。岩波ホールで映画を見る時によく寄る。白髪のおじさんが2人で握っていて、とても感じがいい。昼は1050円、1600円、2100円のにぎりとちらしがある。
『未来を生きる君たちへ』 [映画]
渋谷で、アカデミー賞外国映画賞を受賞したデンマーク映画『未来を生きる君たちへ』を見た。原題は「復讐」。2組の家族とその息子たちを通して、復讐と許し、生と死、愛と憎しみが描かれる。
デンマークに住む2組の家族が主な登場人物。スウェーデン人のエリアスはアフリカの難民キャンプで働く医師の父親アントン、同じく医師の母と弟の4人家族。しかし、両親は父親の浮気が原因で別居している。ロンドンから移ってきたクリスチャンは母親をがんで亡くしたばかりで、父親と2人暮らし。
学校でいじめられているエリアスをクリスチャンが助けたことから、2人は友達になる。やがて、やられたらやり返すしかないと考えるクリスチャンにエリアスは引きずられていき、事件を起こすことになる。
一方、アフリカで働くアントンの元には瀕死状態の人々が連日運ばれてくる。ある時、非道な殺戮を続けるグループの親分が足の傷を治してくれてやって来る。周囲は手を貸さないが、アントンは患者がだれであろうと医師としての仕事をするまでだと治療する。ところが治療してあげた親分から許しがたいことを言われ、激昂して追い出してしまう。追い出された親分は彼に虐殺された人たちの家族によって、すぐさまなぶり殺しにされる。
セリフが少なく、淡々とした静かな作品で、深い余韻が残る。デンマーク出身のスサンネ・ビア監督の作品は、『悲しみが乾くまで』と『しあわせな孤独』を見ているが、いずれの作品にも共通した雰囲気があり、見終わってから登場人物のこれからを考えさせられる。

久しぶりにチリチリでカレーを食べた。今日はトマトカレーにチャナ豆をトッピング。映画を見る前だったが暑かったので、ついビールも。連れ合いは『ジョン・レノン、ニューヨーク』を見てから、チリチリに寄ったらしい。
デンマークに住む2組の家族が主な登場人物。スウェーデン人のエリアスはアフリカの難民キャンプで働く医師の父親アントン、同じく医師の母と弟の4人家族。しかし、両親は父親の浮気が原因で別居している。ロンドンから移ってきたクリスチャンは母親をがんで亡くしたばかりで、父親と2人暮らし。
学校でいじめられているエリアスをクリスチャンが助けたことから、2人は友達になる。やがて、やられたらやり返すしかないと考えるクリスチャンにエリアスは引きずられていき、事件を起こすことになる。
一方、アフリカで働くアントンの元には瀕死状態の人々が連日運ばれてくる。ある時、非道な殺戮を続けるグループの親分が足の傷を治してくれてやって来る。周囲は手を貸さないが、アントンは患者がだれであろうと医師としての仕事をするまでだと治療する。ところが治療してあげた親分から許しがたいことを言われ、激昂して追い出してしまう。追い出された親分は彼に虐殺された人たちの家族によって、すぐさまなぶり殺しにされる。
セリフが少なく、淡々とした静かな作品で、深い余韻が残る。デンマーク出身のスサンネ・ビア監督の作品は、『悲しみが乾くまで』と『しあわせな孤独』を見ているが、いずれの作品にも共通した雰囲気があり、見終わってから登場人物のこれからを考えさせられる。
久しぶりにチリチリでカレーを食べた。今日はトマトカレーにチャナ豆をトッピング。映画を見る前だったが暑かったので、ついビールも。連れ合いは『ジョン・レノン、ニューヨーク』を見てから、チリチリに寄ったらしい。
『ジョン・レノン、ニューヨーク』 [映画]
1ヵ月ぶりに映画に行く。恵比寿の東京都写真美術館ホールで上映中の『ジョン・レノン、ニューヨーク』を見た。
ジョン・レノン生誕70周年&没後30周年を記念して制作されたドキュメンタリー。ビートルズ解散後、ロンドンを離れ、オノ・ヨーコと共に移り住んだニューヨークでのジョンの9年間を貴重な映像と音楽、それに関係者へのインタビューで再現している。
ジョンはアメリカで平和運動に傾倒し、ニクソン政権からにらまれるようになる。その後、ヨーコと別居し、ロスで酒びたりの日々を送るようになるが、ニューヨークに戻り、ヨーコと和解して息子をもうけ、一時主夫業に専念する。そして、再び音楽活動を再開し、家族と穏やかな日々を送っていた時に悲劇に見舞われる。
ジョン・レノンの青春伝記映画『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』の思い出しながら見たが、繊細で真っ直ぐな人なんだなあと思った。それにしても、あれほどの音楽的才能の持ち主が40歳で亡くなってしまうなんて、今更ながら残念でしかたがない。
目黒へ戻る途中にあるフェア・トレードの店「Asante Sana」で、コーヒー豆と財布を買い、カフェでカレーを食べた。

アンデスのコーヒー豆とネパール製の麻の財布。

野菜と豆のカレーのごはんは玄米。
ジョン・レノン生誕70周年&没後30周年を記念して制作されたドキュメンタリー。ビートルズ解散後、ロンドンを離れ、オノ・ヨーコと共に移り住んだニューヨークでのジョンの9年間を貴重な映像と音楽、それに関係者へのインタビューで再現している。
ジョンはアメリカで平和運動に傾倒し、ニクソン政権からにらまれるようになる。その後、ヨーコと別居し、ロスで酒びたりの日々を送るようになるが、ニューヨークに戻り、ヨーコと和解して息子をもうけ、一時主夫業に専念する。そして、再び音楽活動を再開し、家族と穏やかな日々を送っていた時に悲劇に見舞われる。
ジョン・レノンの青春伝記映画『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』の思い出しながら見たが、繊細で真っ直ぐな人なんだなあと思った。それにしても、あれほどの音楽的才能の持ち主が40歳で亡くなってしまうなんて、今更ながら残念でしかたがない。
目黒へ戻る途中にあるフェア・トレードの店「Asante Sana」で、コーヒー豆と財布を買い、カフェでカレーを食べた。
アンデスのコーヒー豆とネパール製の麻の財布。
野菜と豆のカレーのごはんは玄米。
『大鹿村騒動記』 [映画]
たまには邦画を見ようと銀座の丸の内TOEIへ。初めて入ったが、こんな大きな映画館で見るのは久しぶりだなあとその広さに驚く。恵比寿のガーデンシネマが閉館し、渋谷のル・シネマは休館中。よく利用していたこじんまりとした映画館が懐かしい。
先頃亡くなった原田芳雄さん主演の『大鹿村騒動記』を見た。長野県の山村、大鹿村には300年続いてきた村歌舞伎がある。歌舞伎の中心になっているのが食堂を営む風祭善。上演を数日後に控えて村の人々は練習に余念がない。そこに18年前駆け落ちした風祭の妻、貴子と風祭の幼馴染、治が姿を現す。
貴子は脳の病気で認知症のようになってしまっている。治は面倒見切れないと風祭に貴子を返しに来たのだった。三角関係にもかかわらず、この3人の絡みが絶妙で面白い。
複雑な関係を喜劇的に描いていて、笑えるシーンが多い。結末ははっきりしないけれど、後味のいい作品。出演者が芸達者な人ばかりなので、安心して見られた。
大鹿村は実在の村で、そこには本当に300年の伝統を誇る村歌舞伎があると初めて知った。いつか行ってみたい。

銀座界隈で映画を見た時には必ず寄る交通会館内のどさんこプラザで、ビートオリゴ、アスパラ、生モッツァレラチーズ、行者ニンニク入りソーセージ、十勝産金時豆の甘納豆、カボチャとポテトのコロッケを買った。
先頃亡くなった原田芳雄さん主演の『大鹿村騒動記』を見た。長野県の山村、大鹿村には300年続いてきた村歌舞伎がある。歌舞伎の中心になっているのが食堂を営む風祭善。上演を数日後に控えて村の人々は練習に余念がない。そこに18年前駆け落ちした風祭の妻、貴子と風祭の幼馴染、治が姿を現す。
貴子は脳の病気で認知症のようになってしまっている。治は面倒見切れないと風祭に貴子を返しに来たのだった。三角関係にもかかわらず、この3人の絡みが絶妙で面白い。
複雑な関係を喜劇的に描いていて、笑えるシーンが多い。結末ははっきりしないけれど、後味のいい作品。出演者が芸達者な人ばかりなので、安心して見られた。
大鹿村は実在の村で、そこには本当に300年の伝統を誇る村歌舞伎があると初めて知った。いつか行ってみたい。
銀座界隈で映画を見た時には必ず寄る交通会館内のどさんこプラザで、ビートオリゴ、アスパラ、生モッツァレラチーズ、行者ニンニク入りソーセージ、十勝産金時豆の甘納豆、カボチャとポテトのコロッケを買った。
『海洋天堂』 [映画]
昨日は3時頃からテニスをしたが、今日は映画館で涼むことにした。シネスイッチ銀座で、中国映画『海洋天堂』を見る。
自閉症の息子、大福と二人暮らしの父、王は末期がんで余命3ヵ月と宣告される。自立できない息子を一人残していかなければならないのを悲観して、無理心中を図るが失敗してしまう。
それから、息子を預かってくれる施設を探し回るが、21歳になっている大福を受け入れてくれる所はなかなか見つからない。ようやく民間の施設に入所できるようになるが、大福は父のいない部屋で興奮して眠らない。仕方なく、父は息子の部屋に同居させてもらいながら、残された時間で必死にシャツの脱ぎ方からバスの降り方まで息子に教え込む。自分亡き後、なんとか一人で生きていけるようにと。
決してお涙頂戴的な作品ではないが、父親の息子へのひたむきな愛情が心を打つ。絶望的なストーリーなのに見終わったあとにじんわりと温かい気持ちに満たされる。
日本の健常者の父親たちもこんな風に子どもと向き合って、自立の手助けをすべきじゃないのと思った。そしたら、引きこもりも少しは減るのではなかろうか。
監督・脚本は『北京ヴァイオリン』で脚本を担当したシュエ・シャオルー。本作は監督が14年間にわたる自閉症支援施設でのボランティア経験を元にして書かれたそうだ。カメラワークも久石譲さんの音楽も素晴らしかったし、俳優たちの演技にも満足。
帰りに西小山の八百屋の前を通ったら、あんずがあった!2パック買って、早速ジャムにする。普段パンを食べないので、もっぱらヨーグルト用だが、あんずジャムに勝るジャムはないと思っている。実をそのまま食べたら大して美味しくないのに、ジャムにすると俄然変身して存在価値が高まるのがあんずだ。


あんずジャム作りは超簡単。洗ったあと、手で割って種を取り除き、適当にちぎって、あんずの4-5割の砂糖(グラニュー糖がいいらしいが、私は普段使っているてんさい糖)をまぶしてしばらく置き、火にかけて時折あくをすくいながら煮詰めるだけ。
自閉症の息子、大福と二人暮らしの父、王は末期がんで余命3ヵ月と宣告される。自立できない息子を一人残していかなければならないのを悲観して、無理心中を図るが失敗してしまう。
それから、息子を預かってくれる施設を探し回るが、21歳になっている大福を受け入れてくれる所はなかなか見つからない。ようやく民間の施設に入所できるようになるが、大福は父のいない部屋で興奮して眠らない。仕方なく、父は息子の部屋に同居させてもらいながら、残された時間で必死にシャツの脱ぎ方からバスの降り方まで息子に教え込む。自分亡き後、なんとか一人で生きていけるようにと。
決してお涙頂戴的な作品ではないが、父親の息子へのひたむきな愛情が心を打つ。絶望的なストーリーなのに見終わったあとにじんわりと温かい気持ちに満たされる。
日本の健常者の父親たちもこんな風に子どもと向き合って、自立の手助けをすべきじゃないのと思った。そしたら、引きこもりも少しは減るのではなかろうか。
監督・脚本は『北京ヴァイオリン』で脚本を担当したシュエ・シャオルー。本作は監督が14年間にわたる自閉症支援施設でのボランティア経験を元にして書かれたそうだ。カメラワークも久石譲さんの音楽も素晴らしかったし、俳優たちの演技にも満足。
帰りに西小山の八百屋の前を通ったら、あんずがあった!2パック買って、早速ジャムにする。普段パンを食べないので、もっぱらヨーグルト用だが、あんずジャムに勝るジャムはないと思っている。実をそのまま食べたら大して美味しくないのに、ジャムにすると俄然変身して存在価値が高まるのがあんずだ。
あんずジャム作りは超簡単。洗ったあと、手で割って種を取り除き、適当にちぎって、あんずの4-5割の砂糖(グラニュー糖がいいらしいが、私は普段使っているてんさい糖)をまぶしてしばらく置き、火にかけて時折あくをすくいながら煮詰めるだけ。
『ブラック・スワン』 [映画]
用事で品川に行ったついでにプリンスシネマで映画『ブラック・スワン』を見た。ナタリー・ポートマンが今年度のアカデミー主演女優賞をとった作品。
白鳥の湖の主役の座を射止めたバレエダンサーがプレッシャーで精神的に追い詰められ、狂気の世界へと落ちていくさまを描いた心理サスペンス。現実と幻想が入り混じったストーリーで、一体どこまでが現実のことなのか観客にもつかめない。
見終わったあとにすっきりしない感じが残るが、ナタリー・ポートマンの演技は文句なしに素晴らしかった。
映画のあと、近くのテニスショップに寄ったら、テニスウエアが3割引になっていた。たまには衣類も買わねばと夏用のパンツを購入。いまや着る機会が最も多いのはテニスウエアなのだ。退職後、衣料費は年々下降の一途。美味しいものを食べる、旅に出るが消費の優先順位となっている。

夏の定番料理、トマトのチーズ焼きが初登場。夏は台所に長くいると暑いので、とにかく短時間でできる料理ばかりになる。これがその代表的なもの。フライパンに切ったトマトを重ね、塩とオレガノをふりかけ、蓋をして蒸し焼きにする。火が通った頃にチーズをのせ、溶けたら出来上がり。所要時間数分。今夜は田舎から持って来たトマトを8個使った。
白鳥の湖の主役の座を射止めたバレエダンサーがプレッシャーで精神的に追い詰められ、狂気の世界へと落ちていくさまを描いた心理サスペンス。現実と幻想が入り混じったストーリーで、一体どこまでが現実のことなのか観客にもつかめない。
見終わったあとにすっきりしない感じが残るが、ナタリー・ポートマンの演技は文句なしに素晴らしかった。
映画のあと、近くのテニスショップに寄ったら、テニスウエアが3割引になっていた。たまには衣類も買わねばと夏用のパンツを購入。いまや着る機会が最も多いのはテニスウエアなのだ。退職後、衣料費は年々下降の一途。美味しいものを食べる、旅に出るが消費の優先順位となっている。
夏の定番料理、トマトのチーズ焼きが初登場。夏は台所に長くいると暑いので、とにかく短時間でできる料理ばかりになる。これがその代表的なもの。フライパンに切ったトマトを重ね、塩とオレガノをふりかけ、蓋をして蒸し焼きにする。火が通った頃にチーズをのせ、溶けたら出来上がり。所要時間数分。今夜は田舎から持って来たトマトを8個使った。







